ユーザーは広告を”広告”だと認識しているか検証してみた

目次

広告をプラットフォーム上に馴染ませている昨今、ユーザーは広告を広告だと認識しているのか。

前回、「ユーザーは広告だと気づくとクリックしなくなる説を検証」という記事を書きました。

🔗ユーザーは広告だと気づくとクリックしなくなる説を検証

この前段階の調査として、そもそもユーザーは広告のことを「これは広告だ」と認識しているのかを調査していました。

この記事では240人にアンケートをとり、「Googleなどの検索エンジンで検索をした際に、検索結果に出てくる表示の上位部分が「広告」であると認識していますか?」と質問し、回答を検証しました。


検証方法・条件

今回はアンケートツール「freeasy」さんを使用しました。

調査対象者

  • 属性の条件構成は「男性・女性」×「10代・20代・30代・40代・50代・60代以上」でそれぞれ20人ずつの240人
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回答者の属性

質問項目

  • 質問はなるべく感覚で解答できるようにシンプルなものに
  • 選択肢の順番で偏る可能性も考慮して、選択肢の順番はランダムで表示されるように設定
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結果

結果は以下となりました。

  • 広告と認識していた:164(68.33%)
  • 広告と認識していなかった:76(31.67%)
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結果


いつもの通り、筆者は統計に強い訳ではないので、A/Bテスト信頼度判定ツール(株式会社真摯:https://cinci.jp/docs/ab-calculator )に結果を入れてみました。
「広告と認識していた」が統計的に統計的に有意なようです。

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A/Bテスト信頼度判定ツール結果


全体のデータの分布はこんな感じでした。

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データの分布


大前提、母数が少ないため、このデータ分布で何かを語るのは難しいですが、基本的には男性・女性、どちらも「広告と認識していた」方が多かったですが、10代女性だけは「広告と認識していなかった」の回答が少しだけ多い結果となりました。
「ユーザーは広告だと気づくとクリックしなくなる説を検証」においても10代女性だけは「広告だと気づいていてもクリックする」が少しだけ多かったため、10代女性は広告に対して比較的寛容なのかもしれません。


また、プラットフォーム側が「ネイティブ広告」のようにプラットフォームに馴染むようなフォーマットを実装したとしてもユーザーはしっかりと「広告だと認識している」と考えるのが妥当かもしれません。

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この記事を書いた人

イマコネクトメディアの中の人達です。
マーケティング・Web制作・デザインなどを専門にしています。

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